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AWSを利用してみました。

こんにちは、システム部の酒井です。
今回は、AWSというクラウドサービスについて、紹介します。
クラウドサービスに興味があるものの金額がいくらかかるのか不安でしたが
AWSは個人でも利用できるということと、1
年間無料で使えるということで、
入ってみました。

●AWSとはなにか。

米国アマゾンが運営するクラウドコンピューティングサービスで、仮想サーバーから、携帯の検証ツール、監視ツールなどなど、機能ごと提供していて、それらの機能を組み合わせることで、システムをくみ上げることを目的とした巨大なサービスです。
主な事例としては
東急ハンズのECシステムとPOSシステム、日本テレビのテレビ連動システムなどがあります。

どんなサービスがあるのか少し紹介します。

アマゾンEC2

仮想化されたコンピュータの一つで、1台のサーバーコンピュータのように使えるサービス
一番使いやすいサーバーということで、領域を作成してみたところ、
すぐに、サーバーにログインでき、インストールしている時よりも簡単でした。
低ランクの仮想マシンについては、転送量、容量を超えなければ、
1年間無料で使うことができます。 ただし最低ランクの仮想マシンでは、
メモリが500Mとcpu1GHz未満に抑えられているため、
Wordpressを運用できるレベルではないです。
マシンを快適に使う場合、smallというスペック以上であれば良いそうです。

アマゾンS3

Amazon Simple Storage Serviceといい、
静的なデータ(HTML)や画像などを置くことができるサービス
システムをEC2にシステムを置いて、データをS3に設置するという
手法が良く使われています。

アマゾンRDS

データベースそのものをサービスとして提供しています。 Mysqlやオラクルなども対応でき、ユーザーは、データそのものを用意するだけで、システムと連携できます。

アマゾン APIゲートウェイ

データベースの結果を受け取りシステムに合わせて加工して返すこと、加工されたデータを見やすいHTMLに変換して出すなど
通常プログラムを組まなければできなかったことが、ゲートウェイを通すことで、
扱いやすくなるサービスです。

Lamda(ラムダ)

「Webサーバーに異常があったら携帯に通知する」というようなことが容易にできるサービスです。

●料金体系

料金の算出の基本は、かかった分1時間ごとにお金がかかる従量課金制です。
EC2の場合は、仮想マシン代、ディスク利用料、データ転送量(下りのみ)を基準に支払います。
ある程度アクセスあるサービスだと 毎月3000円くらい、かかるそうです。

利用料の支払いが高額にならないために、使わない間は止めれれば良いとされていますが、止めることができない場合もありますので
一定額の金額を先に払ってしまうことで、1時間あたりの金額を安くできるサービスもあるそうです。

料金については私よりもっと詳しい資料がありますので以下を読んでみてください。
http://aws.amazon.com/jp/how-to-understand-pricing/
http://aws.amazon.com/jp/ec2/purchasing-options/

●使ってみた感想

メリット

ハードウェア、OSを購入する必要がないため、初期費用が抑えられます。
仮想マシンの無料枠もありますので、安心して始められます。
監視用のシステムもアマゾンについているので別のサーバーを購入して監視をする必要がありません。
また、立ち上げたサーバーのデータを設定を保存しておくことができ、
復元が容易にできます。
負荷が高くなったら、メモリを上げることやCPUの能力を上げることも可能です。
なによりも、サポートが充実しているので、サーバーの設計、IPアドレスの振り方、構築方法
などについても安心して相談できる点がとても良いと感じました。

デメリット

サーバの構築例と金額についての資料がたくさんあるが、やはり、金額がどれくらいかかるのか見えにくいかなと感じでいます。
料金関係のメニューはすごくきれいにまとまっているが、肝心のシステムメニューが複雑すぎてどのサービスを使ってよいのか迷いました。

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2016.07.12|Sakai

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