今回は、校正についてお話しようと思います。
校正とは文章の誤りやデザイン・レイアウトの不具合などを確認・修正することです。つまり作業者は間違いさがしをすることになりますね。
この校正という作業、地味でありながら大変な作業なので、嫌いな人も多いのですが、実は制作の工程の中で、かなり重要な作業です。
私たち制作者は、ホームページを制作する際、お客様の情報を扱うことになります。お客様の情報を間違えて掲載してしまったら大変なことですから、気をつけなければなりません。
文章の間違いや金額の表記、イベント情報の日時などなど、確認作業を行うわけです。
また、お客様からいただいた原稿をもとにホームページを制作することがほとんどですので、原稿そのものが間違えている可能性も考えなければなりません。
ですので、お客様にもホームページの内容を確認していただき、「本当にアップしてもいいですね」という了承を得てから本アップするわけです。
お客様と私たちは共に確認を行うケースが多いのです。
お客様のご協力あってのホームページなんですね。
ということで、自身のブログを更新するときやメールを送るときにも役立つ、確認作業のコツをご紹介します。
1.自分の目を疑え
大前提ですが確認作業をする時の心構えとして「自分の目を疑う」ということです。自分が正しいと思って確認しているときは間違いに気づくことなど出来ません。
本当にこの文章に間違いはないだろうか?
このリンクはちゃんと正しいページにジャンプできるだろうか?
そういう気持ちで確認しないかぎり、間違いは発見できないものです。
2.原稿は読むのではなく「見る」
文章を校正する場合は読むのではなく「見る」ということです。
人は文章を読んでいる時、間違いを認識しにくいようです。
文章を文字の羅列として「見る」ことで間違いを見つける確立がグンと上がります。特に漢字よりもひらがなやカタカナの方が間違いに気づきにくいので気をつけたいです。
と、以上のことを気をつけるだけでも間違いはグンと減ります。
また、自分ひとりで確認するのは限界がありますから、複数人で行うことが理想ですね。
実際には間違いを見逃さず完璧に校正することは難しいです。時間が経ってから状況が変化することで訂正しなければならない場合もあります。
そういった場合、新聞では訂正欄を設けていたり、本であれば増刷するときに訂正を行ったりします。
幸いホームページでは、気がついた時点ですぐに修正はできますが、だからと言って私たちは確認作業の手を抜くことはありません。
少しでも質の良い商品を提供できるよう間違いのない正確な作業を目指しています。
そして、それがお客様との良い関係を築き、信頼を得る近道だと考え、日々努力しています。