こんにちは システム部の酒井です。
1989年の3月12日にWWWは25年を迎えました。
ここでいう「WWW」とはみなさんが見ているWebブラウザでの表示技術のこと。
HTMLやブラウザ 以前からあったハイパーリンク理論などの仕組みをふまえて、提唱された日です。
作った人はティムバーナーズリーさん
目的は、誰もが、利用料なしで文書に自由にアクセスできること。
元々、軍事関係での利用が多かったインターネット 手順書などを公開する際、もっと手軽にアクセスできるようにと考えた技術です。
25年を迎えた今、そんな自由なインターネットの状況は変わりつつあります。
インターネットから入手した情報で勝手に秘密を作ったり、国や場所によって
アクセスできない文書があったり、Facebookなどの閉じた世界も増えてきました。
オープンすぎて犯罪に巻き込まれたり、大変にもなってきていますね。
これから考えなければならないことは、誰もが制限なく文書にアクセスできるが
守るべき情報は守り、インターネットにすることが一番の課題になるのでしょう。
謎に満ちた見えない何かを作ったら、よりよい生活、より良い人間生活
ができなくなってしまうと私は感じます。
開発したティムさんは次のような事を考えなければならないといっています。
以下引用です。
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未だにWebに繋がっていない全人口の5分の3の人々に、どのように繋がっていったらいいでしょうか?
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国や地域によって展開されているインターネットの規制へどのように関わってゆけるでしょうか?未だ混迷を持つWebへのダメージを解決する方向へ向けた包含的な解決法は?
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Webは、検閲や監視、サイバー犯罪などにより常に脅かされています。どのようにして、オンライン上での社会的な自由やプライバシー、そしてセキュリティを確保する事ができるでしょうか?
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現在、10%未満の政府がWebの能力を利用して、公共交通機関や腐敗防止を向上させるべく、そのデータの再利用を驚くべき早さで採用・展開しています。オープンデータの真価を解き放つために、どのようなステップを実施してゆくべきでしょうか。
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産業界は、オープンWebプラットフォームに相互運用や可動性を備えた、あらゆる形やサイズのデバイスに繋がるパフォーマンスを期待しています。それらに応えるべく、どのようにその各多様性に取り組んでいったらよいでしょうか。
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限られた社会の中でのコミュニケーションに対して、継続した変化と先進性を追求し続ける開かれたエコシステムを展開するにはどのようにしたら良いでしょうか?
詳しくは、http://www.webat25.org/
Webの未来を考えることについて、https://webwewant.org/