はじめまして、制作部の梶山です。
みなさん、石田徹也さんという画家をご存知でしょうか?
私がこの方を知ったのは、ちょうど2年前くらいでした。
本屋に立ち寄り、いつものようにデザインの雑誌やら参考書を物色していると、見慣れない作画集を1冊見つけました。
作画集の表紙の絵を見た時の感想は、
「なんだこの絵は!?」という驚きでした。
インパクトがあり、心の奥に何か引っかかる、すごく特徴的な絵なんです。
飛べなくなった人:石田徹也
どうですか?
皆さんはこの絵から何か感じられましたか?
どこか悲しい表情の人物と飛行機・・・。
日常生活のふとした瞬間を独特の世界観で描いた絵を見ていると、
「自分って何だろう。社会の中で、どれほど役に立っているのだろう。」と考えさせられます。
石田徹也さんは焼津市出身の画家で、今まで多くの作品を残してきました。
才能あふれる方で数々の賞を受賞し、将来を期待されながらも31歳という若さでこの世を去りました。
公式サイトはこちら
http://www.tetsuyaishida.jp/
イマジネイション・・・。
イマジネイションという単語について辞書を引けば、「想像力」「創意」「創作力」など、いろいろな意味が出てきます。
「妄想」「空想」「考え過ぎ」「錯覚」などという意味もあるようです。
石田徹也さんの作品から、私は「イマジネイション」という言葉が思い浮かびました。そう、想像力豊かな人ならば、良い作品が生まれる可能性も高いのです。考えたことを表現するために、それなりの技術は必要かと思いますが。
「イマジネイション」をカタチにできる力。
デザイナーにとっては、とても重要なことだと思います。
私もデザイナーの端くれとして、豊かな想像力をもって良い作品を残していけるよう、日々精進しなくてはと思いました。