制作部の稲葉です。
どこのお店か忘れましたが「やみつきキャベツ」という商品名でおつまみを出していたお店が有りました。
卑怯ですよね、本当に。
その実態はざく切りのキャベツに濃い目のタレをかけただけのものなのに、「やみつき」と豪語する。
(キャベツなのに)
しかしこれが美味しいんです。
(キャベツなのに)
言葉選びの重要さ
やみつきキャベツは結果的に美味しいものでしたが、「やみつきキャベツ」が「やみつきキャベツ」という名前でなかったら僕は注文をしていなかったと思います。
キャベツに「やみつき」とつけただけなのに、妙にそそられてしまうわけですね。
「ふわとろ」等も同様、たった一言で強烈なインパクトを与えるものは割りとあったりします。
デザインと言葉選び
デザインをしていると、どうしても見た目だけ、デザインだけで解決しようとしてしまうことがよくあります。
でも、上記のように何十分もかけてやるデザインよりインパクトを与えられるかもしれないものが実際にあるんですよね。
もちろんデザインがイマイチなものはデザインを修正しないとダメだと思います。
でも「うーん、なんか物足りない」とか「そそられない」となったときは、もしかしたら言葉選びにも問題があるのかもしれません。
「やみつきキャベツ」のおかげでそれを実感出来ました。
(キャベツなのに)
稲葉でした。